サイト制作 2026-02

Studio標準機能でリダイレクトできないページの代替リダイレクト処理

Project Overview

Studioの標準機能のリダイレクトで実装できない形式のURLの代替リダイレクト処理の実装

案件概要

WebサイトをリニューアルするとURLの構成が変わったり、リニューアル前の各ページに対応する新しいページが存在しなかったりするケースがあります。

今回は、WordPressからStudioへの移行に際して、標準機能で実装できない部分も含め、適切なリダイレクト設定を行い、スムーズなサイトリリースを実現しました。

課題

Studioでは、2026年1月現在ビジネスプラン以上で301リダイレクト機能が標準で提供されています。 以前は、全プランでリダイレクト機能を利用できたのですが、残念ながらプラン再編成時に利用できるプランに制限がかかりました。

現在、小規模サイトでランニングコストを極力抑えたまま、Studioでリニューアルすることは敷居が上がっております。SEO対策などで評価されている既存のサイトからのリニューアルには、ビジネスプラン以上をおすすめします。

また、弊社が調査したところ、Studioでは、?q=123 などクエリーパラメーターが付いたURLや一部のエンコード処理が必要なURLはリダイレクト設定で正常に登録できないようです。

WordPressからStudioへプラットフォームを変えてリニューアルする際にリニューアル前のサイトにパラメーターが付いていたため、標準のリダイレクト機能で実装できませんでした。

結構勘違いされている方がいらっしゃるですが、リダイレクトは独自ドメインのサイトをStudio移転前のサーバーに設定するのではなく、移転後のStudio側で設定する必要がございます。

また、Studioで提供されているリダイレクト機能は、一時的な302リダイレクトは提供されておらず、恒久的な301リダイレクトのみなので、ご注意ください。Chromeなどのブラウザでは、301リダイレクトはキャッシュされるため、一度読み込まれた後しばらくの間はリダイレクト先を変えたとしても反映されないため、設定ミスにご注意ください。

解決策

日本語がURIエンコードされたパスについては、Studioのリダイレクト機能で登録する際にURIエンコードされる前の日本語の値を入力すれば、一部を除いてリダイレクトできることを確認しています。

Studioでは、WordPressのパスの設定で見られる ?q=123 などクエリーパラメーターが付いたURLに関しては、リダイレクトに入力してもうまく働きません。

今回は、リダイレクト元とリダイレクト先をマッピングしたものを準備し、404ページにリダイレクト用のカスタムコードを追加することで、ページが存在していない際に適切なページへ自動で移動させるように実装しました。

検索エンジンはJavaScriptベースのリダイレクトを301リダイレクトとして認識しないため、SEO評価の引き継ぎは期待できませんが、訪問者については移行先のURLへ遷移できるため、多少なりともメリットがある考えられます。

クエリーパラメーター付きのURLのリダイレクトが動作しない理由としては、広告タグなどでのパラメーターの持ち回りを可能にするための影響だと考えられます。

また、エックスサーバー・さくらインターネットなどのレンタルサーバーでWordPressを運用されていると、https://​example.com 形式のwwwなしのドメイン、https://​www.example.com 形式のwwwあり、どちらからでもアクセスできるようにサーバーの設定がされていることが多いです。

Studioでは、どちらかとしか接続できないため、Studioへリニューアルする際はご注意ください。 移行前のサーバーを引き続き利用できる場合は、そちらに片方のドメインを接続してStudio側へリダイレクトさせることで影響を少なくできます。 また、Apacheのmod_rewriteや、WordPressのRedirectプラグインでは、柔軟にリダイレクトの対応ができますので、今回のようにリダイレクトが難しい場合は前もってStudioでの構成にURLを近づけておくことも可能です。 弊社にご相談いただいた際は最適な方法をご提案いたします。

成果

  • SEO評価と流入の維持: 検索エンジンからのインデックス評価は引き継げないが、ユーザーの直接訪問やブックマークからのアクセスは誘導に成功しました。
  • ランニングコストの適正化: リダイレクトを使える上位のプランを契約せずに新URLへ誘導を実現することができ、クライアントの運用コスト負担を軽減しました。
  • 柔軟な運用: Studioの標準機能ではリダイレクトが難しいURLも柔軟に新URLへ転送させることができました。